今回はFP(ファイナンシャルプランナー)資格について書いてゆきたいと思います。老後に必要な資金は2000万円?3000万円かということが一時期議論になっておりましたが老後以外にも結婚・マイホーム・子育て等いろいろな場面でお金について真剣に考えていかねばならない場面があります。そういったお金について考えるの最適な資格になります。
1.FPとは?
人生のライフイベント(子育て、マイホーム、老後)に必要なお金に関してアドバイスできるパートナーのことを言います。ホームページや本などで「夢のお手伝い」をする人とも書かれていることもあります。
2.FP(ファイナンシャル・プランニング技能士)検定概要
FP(ファイナンシャル・プランニング技能士)検定は3級・2級・1級があり、またそれぞれの級の中でも中小事業主資産相談・個人資産相談等に分かれます。
試験日:1月・5月・9月
※1級は9月のみです。それぞれ級によって受験資格が異なります。
試験:学科試験(択一)・実技試験(記述式)
学科試験は級毎に統一で実技がそれぞれ種類によって分かれます。
種類:3級(個人資産相談業務・保険顧客資産相談業務・資産設計提案業務)
2級(個人資産相談業務・生保顧客資産相談業務・損保顧客資産相談業務・中小事業主資産相談業務・資産設計提案業務)
受験回数:3級:2回 2級:それぞれ1回 独学
私が合格しているのは、2級(個人資産相談業務・中小事業主相談業務)、3級(個人資産相談業務)となります。
実は、3級は大学時代に何となく独学で受けて一度落ちて2回目の合格でした。2級については独学で一発合格です。
2級の合格証書を下記に掲載します。
2級(個人資産相談業務)
2級(中小事業主相談業務)
3.2級学科の出題範囲
A ライフプランニングと資金計画
B リスク管理
C 金融資産運用
D タックスプランニング
E 不動産
F 相続・事業承継
出題範囲は上記6項目等幅が広い試験です。受験当時は、まだ不動産に携わる前なので特にどれが得意というのはなかったです。
4.FPを勉強するメリット
1.お金についての知識が身に付く
貨幣経済である以上お金は大事ですが、なかなか学習する機会がないためきっかけとしてよい試験です。お金が全てというわけではないですが、貯蓄・保険・運用等を学んで様々なライフイベントをより豊かなものとすることは人生をより豊かにしてくれます。
2.知っていたら得をすることがある
勉強していて感じたことなんですが、年金や税金等の公的制度って、弱者の味方ではなく「知っている人」の味方だと思うんです。例えばふるさと納税・NISA等制度を知っていなければ活用することができません。頭の片隅に置いておくだけで、人生の様々な場所で得をすることがあるかもしれません。勉強で制度があると知るだけで、いざというときにその知識を基に再度調べればよいのです。
3.汎用性のある資格である
FPの出題範囲は上記の通り、非常に幅が広いです。最初にこの資格を勉強して興味のあるものをより深めていくのによいと思います。この中で不動産に興味を持ったら、宅地建物取引士に挑戦、タックスプランニングに興味を持ったら税理士に挑戦等応用していくこともできます。特に銀行などの金融機関では必須の資格となっています。
5.おススメのテキスト
3級テキスト
3級問題集
2級テキスト
2級問題集
6.これからの受験者へのメッセージ
人生をより豊かにしてくれるお金を学ぶことは有益です。とくに老後等の備えの為にはまず知識を身に着けることが必要です。そんな知識を身につける選択肢の一つに、まずFP3級の受験を入れて頂けたら幸いです。前のブログでも言いましたが「知識」こそが最強の資産と私は考えます。これから受験される方は自分自身の事の将来を描きながら考えていくとより理解が深まると思います。受験される方の健闘をお祈りします。今回もご愛読頂き誠にありがとうございました。